>>「奈良美智展 弘前」開催要項
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  開催趣旨  
   本展は、奈良美智(ならよしとも)の新作展である。ドローイング、立体作品、そしてインスタレーションなど合わせて新作約60点が展示される。この展覧会は奈良にとって初めての日本での大規模な企画展であり、横浜美術館を皮切りに芦屋市美術博物館、広島市現代美術館、北海道旭川美術館を巡回し、エンディングを飾る会場として、奈良の故郷弘前の「吉井酒造煉瓦倉庫」で、そして日本国内では非常に稀な市民の有志による実行委員会主催で開催される。

 奈良美智(1959年に弘前市生まれ)は、日本のアートシーンのトップラ ンナーとして国際的に注目される現代美術作家である。奈良の描く独特のにらみ目の子供は、人々を魅了し、不思議な元気を与え続けている。奈良の生まれた街には、日本で初めてリンゴ酒を造った赤煉瓦の巨大な醸造倉庫が残っている。2000年夏、奈良は久しぶりにアトリエを構えたドイツから帰国した折りに初めてこの煉瓦倉庫の中に入り、この空間の美しさに魅了された。

 この展覧会は、奈良という一人のアーティストとこの煉瓦倉庫の空間の出会いに端を発している。この展示を通じて、奈良の作品を作家の故郷の人々にご紹介するのと同時に、この展覧会を契機として、アーティストを魅了する煉瓦倉庫の空間の力を発露させ、ここに最先端のアートの輝きを灯し続け、国際的なアートの拠点形成の起爆剤となることを願って開催するものである。
 
  事業目的  
1 弘前市出身の世界的な美術家である奈良美智の展覧会を開催することで、青森県が、また、弘前市が、国際的なアート拠点形成の場となるためのきっかけとすること.

2 多くの人々に展覧会を鑑賞して頂くことにより、青森県の、また、弘前市の魅力を感じてもらい、この地域から新たなアートシーンの情報を発信すること.

3 本展覧会は横浜美術館主催の「奈良美智展 I don't mind if you forget me.」の一環となる展覧会であるが、民間の組織、ボランティアが主催するのは弘前展だけである.よって、数多くの市民がかかわる事業となり、県内外の来場者も多数呼び込んだ、美術を核にした新しいまちづくり運動とすること.

4 教育委員会の後援により、多数の小、中学生が展示会を見学することになる。それによって青少年の文化育成事業とすること。

5 煉瓦倉庫再生のきっかけとすること。

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