第13回harappaレクチャー リポート3
そこの店を自分達が作ったりとか、家具という生活のものがあったり、
来てくれたお客さんにお茶を出したりとか、
そういうことをやっているうちに、ちらほら、家具が売れるようになってきたりとか、
あとはここの店を誰が作ったの?みたいな話になって。
なんか僕たちが丸ごとやってきたことを、頼まれる時も、
「全部やってくれ?」みたいな感じで、
けっこう器用貧乏みたいな状態だったんですけれども、
それでもまあトータル性みたいな形でやってた例がそうなかったのか、
そういう仕事がどんどん増えていった訳です。
で、その南堀江の店で二年くらいやってたんですけども、
その間に大阪の大正区というところがあって、
貨物船とかが横着けされてくる工業地帯というか倉庫地帯というか
そういうところにまた
15坪で4階建て15万円という格安物件があって
そこの一階を工場にして二階を事務所にして
なんと3階、4階にみんなで住んでいたという
今から考えたら恐ろしい状況だったんでけども、
そういうことをしながら、食いつなぎながらも、
徐々に売れるようになってくる中で
手狭になってきて引っ越そうというようなことになりました。
それで、中ノ島のビルが空いてるということになって、
当然、その時にやってた規模から考えたら、とてつもなく広い訳で、大丈夫か?
という話もあったけど、捨てるものは何もないみたいなことで一気に引っ越しちゃいました。
で、その時に、今働いてるスタッフとか違う人が入ってきたりとかで広がっていきました。
で、grafという名前ですが、
最初はその南堀江の自分達のお店の名前と思ってつけていたんですけど、
そのうちにデザイン集団とかクリエイティブユニットとかチーム名みたいになってきて、
そっちの方が強くてそれでいいかあ、みたいになってきた。
そういうふうにしてgrafっていうのが始まってきたんですが、
いまやってる仕事っていうので言えば大きいのが、
店舗の設計とかそういうのがあって、
次に、自分達のオリジナルの家具を作って販売する、
あとはそこの延長線で大きくなっていくプジェクトというのもあって、
チェーン店とかの基本的なデザインとかも全部やるとか、
ありながらも、
小さい街の雑貨屋さんのものもつくるってこともある。
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