第13回harappaレクチャー リポート2
そもそもgrafって何だろう?
というところだと思うんですけれども、いろんな仕事をしているが者が集まって、
モノづくりをしてみようというところから始まっています。
なんだかんだごそごそ動き始めたのが約十年くらい前で、
それまではみんないろんなそれぞれの仕事をしていたのだけれども、
なんかこのままやっていていいのだろうか?という話を飲むたびにやっていて、
ま、それを実際にやってしまっただけのことなんだけれども。
えーと、僕は美大出て、作品作ってみたりしてて、大工をやってる野澤くんとか、
家具をやっていた荒西くんとか、デザイン事務所で働いていた服部くんとか松井くんとか、
シェフをやっていた戸倉くんというこの六人が夜な夜な集まっては、
ああだこういいながら、なんかやろうなんかやろうみたいな話で、
なんかこうジャンル、デザインとかアートとかそういうジャンルでくぎられたモノづくりでなく、
生活ってものでくぎられたモノづくり、というのができないかなあ
というのが一番最初の発想で、
いわゆるファインアートとかいうもので創作活動しても良かったのかもしれなけれども、
その時に全員が経験があったのが家具作りであったので、
じゃあ、家具からやるかという感じで、
ソファを作ってみたりとかテーブルを作ってみたりとか、照明を作ったり。
一番最初は身に付けるものというんで、アクセサリーをつくってみたりとか・・・。
また他に、自分達で自分達の作ったものを映像にしてみたりとか
していたのだけども、ただ、発表する場所もない訳で、
お金もないしどうする?ということで、
カフェとかクラブとかそういうところでイベントとしてやってみたりしていました。
シェフが調理場を借りて料理を作っているところに
映像とかをそういうものをやっているうちにそのイベントが盛り上がってきて
何百人とかお客さんが入ってくれるようになって、
あ、もしかしたらこれはいける、と勘違いするような時期があって・・。(笑)
そんなある日、服部くんが、18万で借りられるという
物件20坪くらいなんですが、東京ではありえないけれども大阪ではあるという、
事務所を見つけてきて、で、そこだと六人いるし、最大三万ずつ払えばなんとかなるし。
まあ、集まる場所として借りようということで、
(それ大阪の南堀江というところですけれども、)
そこに事務所兼ショールームみたいなことで借りたんです。
で、工事もまあ自分達でやろうということではじめたのだけれども、
工事が進むよりもワインのボトルが並ぶスピードが早い、
みたいな作業状況で、結局4ヶ月ぐらいかかって内装工事を終えて、
オープンに至った訳なんです。
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