緞帳完成を祝う会

緞帳完成を祝う会

平成26年に開館50年となる弘前市民会館は、約1年をかけて大規模な改修を行いました。
これに伴い、大ホールのシンボルである棟方志功緞帳も、1451名の市民らによる一口1000円の募金という応援のもと、
50年前の姿に復元・再生されました。
弘前市民会館大ホールの緞帳は私たちの宝です。そして緞帳が上がるとき、私たちの夢もふくらみます。
そんな緞帳の完成を、みんなでお祝いいたしましょう。

▽第一部/ 13:30〜14:00「浅野清氏 ピアノ弾き初め・弾きくらべ」

弘前市民会館で長らく愛用されていましたスタインウェイのピアノは、市民会館の改装に伴い、 オーバーホールのためドイツ・ハンブルグに送られました。
その直前の今年(平成25年)1月、浅野清氏によるお別れのピアノ演奏を 聴いた方もたくさんいらっしゃることでしょう。
そのスタインウェイが装いも新たにしてドイツから戻ってきました。 そしてさらに、弘前市民会館は新たなスタインウェイをもう1台購入しました。 この2台のスタインウェイの弾き初め・弾きくらべを、皆さまどうぞお楽しみください。
どんな音色がホールに響き渡るのでしょう。

浅野清
▲国立音楽大学卒業。ジュリアード音楽院修士課程修了。マンハイム音楽大学演奏科修了後、
同大学講師並びにカイゼルスラウテルン市立音楽学校専任講師を務める。
器楽・声楽・バレエ・映画の伴奏や室内楽共演をはじめ、 ベートーヴェン「32のソナタ」全曲演奏を行うなどソロリサイタルを中心に活動。
平成6年度青森県芸術文化奨励賞受賞。現在、国立大学法人 弘前大学教育学部教授。

▽intermission / 14:00〜14:15「DVD上映『棟方志功緞帳復元・再生のみちのり』」

棟方志功画の緞帳が、どのように復元・再生されたのか、その映像記録を鮮やかに再現し、 皆さまへのご報告といたします。

▽第二部/ 14:15〜15:00「長部日出雄氏講演『棟方志功と弘前』」

棟方志功を語るには、芸術選奨文部大臣賞を受賞した傑作「鬼がきた−棟方志功伝」や、 現在東奥日報夕刊に連載中の「棟方志功の原風景」を執筆された直木賞作家・ 長部日出雄氏以上の人がいるとは思えません。その長部氏に、志功のあまり知 られていないエピソードを交えながら、 志功と弘前についてたっぷりと語って戴きます。

長部日出雄
1934年弘前市生まれ。作家。30代の半ばに一時帰郷して小説を書き始め、 73年「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」で直木賞を受賞。
「鬼が来た 棟方志功伝」で芸術選奨文部大臣賞、「桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝」で 大佛次郎賞と和辻哲郎文化賞を受賞。
近刊に「古事記とは何か 稗田阿礼はかく語りき」「新編 天才監督木下惠介」

▽第三部/ 15:00〜15:30「棟方志功緞帳 見学会」

色鮮やかに生まれ変わった緞帳の表面と、 棟方志功緞帳応援市民の会の募金にご賛同くださった方々のお名前が記載された裏面を、見学していただきます。

▽入場無料[要整理券]

入場無料でのご案内となりますが、事前に入場整理券が必要となります。
入場整理券は各所にて事前配布いたします。 入場整理券がチケットとなりますので、当日は入場整理券をお持ちになって受付までお越しください。
なお、募金者のみなさまは事前に郵送しましたご案内状の封筒が チケットの代わりとなりますので、当日忘れずにご案内封筒をお持ちください。

◎入場整理券配布場所
弘前市民会館、NHK文化センター弘前教室、平山萬年堂、コトリcafe(弘前市立百石町展示館内)

▽お問い合せ

主催:弘前市・棟方志功緞帳応援市民の会
後援:東奥日報社
共催:NPO法人 harappa
問合:棟方志功緞帳応援市民の会
電話. 090-2999-0195(10:00〜18:00)