デンマーク映画の午後
私たちがデンマークと聞いて思い浮かべるのは、アンデルセンの童話とコペンハーゲンの人魚像、シェイクスピアの『ハムレット』のモデルとなった世界遺産に指定されたクロンボー城、あるいは170年を超す歴史を持つチボリ公園などだろう。
これらはデンマーク/コペンハーゲンを訪れる観光客が目にする、この国の一面に過ぎない。その陰には都市や農村で毎日の生活を送っている、いわゆる普通の人々が存在する。
NATO(北大西洋条約機構)に加盟しているデンマークは、国連平和維持活動(PKO)の名のもとに、アフガニスタン紛争に派兵した。都市生活を満喫していた青年たちは、対アルカイダ最前線の「アルマジロ」基地で過酷な戦闘経験をする。
また、酪農王国の底辺を支える若い女性は、足が不自由な叔父の世話、青年への思い、そして自分の夢の狭間で揺れ動く。果たして彼女の選択は?
世界各地の映画祭で高い評価を受けた、デンマークの市井の人々を主人公にした2本の映画で、午後のひと時をお過ごしください。
開催事項
事業名:harappa映画館「デンマーク映画の午後」
開催日:2021年11月28日(日)
会場:ヒロロ4F・弘前市民文化交流館ホール(青森県弘前市大字駅前町9-20)
主催:NPO法人 harappa
◎弘前市市民参加型まちづくり1%システム活用事業
問合:harappa
電話. 0172-31-0195(平日 9:00〜17:00)
e-mail. post@harappa-h.org
協賛
harappa映画館は「弘前市市民参加型まちづくり1%システム」を活用のほか
以下の皆さまのご協賛により、開催しております。
〇 医療法人福成会 菊地歯科医院
タイムテーブル
13:00 「アルマジロ」
15:30 「わたしの叔父さん」
上映作品
「アルマジロ」
アフガニスタン南部のアルマジロ基地に国連平和維持活動(PKO)として派遣された、デンマーク兵士たちに7か月間密着したドキュメンタリー。メッツ監督は兵士たちとともに銃撃戦の中でカメラを回し続け、最前線でタリバン相手に命懸けの任務に就く普通の若者たちが次第に戦争という日常の中で中毒に陥っていく過程を描く。
2010年カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを受賞。
2011年、山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品。
「アルマジロ」公式サイト https://uplink.co.jp/armadillo/
「わたしの叔父さん」
27歳のクリスは叔父と二人で、伝統的なスタイルの酪農を営んでいる。起床した後、足の不自由な叔父の着替えを助け、質素な朝食を摂り、牛の世話をし、作物を刈り取る。日々繰り返される生活を描いた画面を見ながら、私たちはある既視感に捉われるだろう。姪と叔父、娘と父という違いはあるが、フラレ・ピーダゼン監督が師と仰ぐ小津安二郎監督が、原節子と笠置衆に演じさせた世界である。2019年、第32回東京国際映画祭でグランプリを受賞した。
「わたしの叔父さん」公式サイト https://www.magichour.co.jp/ojisan/
チケット(入替制)
一般:1,200円
学生:500円
チケット予約
件名に「harappa映画館」とし、お名前、電話番号、作品名、希望枚数を記載の上、E-mailまたはFAX、お電話にてご予約ください。
電話0172-31-0195(平日9時~17時) FAX0172-31-0195
E-mail post@harappa-h.org
※今回、チケットは予約及び当日販売のみとなります。各作品50席限定となりますので、お早めにご予約ください。
会場周辺地図
◎車でお越しの皆さま
ヒロロの駐車場をご利用の際は駐車料金が3時間無料となります。受付にて駐車券をご提示ください。
新型コロナウイルス感染予防対策のお願い
○コロナウイルス感染の可能性のある方、体調のすぐれない方はご来場をお控えください。
○マスクの着用をお願いします。
○入室時の検温と手指の消毒にご協力をお願いします。
〇今後の状況によっては、開催が中止となる場合もございます。ご来場の前にharappaのHP等をご確認ください。