ドキュメンタリー最前線2020
戦後70年以上の時間、私たちは日本国憲法のもと、平和な日々を、また基本的人権や表現の自由を当然のものとして過ごしてきました。しかし、世界に目を向けるとき、私たちが当然のこととしている、平和、人権、表現の自由を制限されている国や人々が多数いることに気付きます。
近年、この国は、他の国や地域で戦火を交えることが可能な国になろうとしています。さらに、国内外の歴史認識の違いが顕著になり(慰安婦問題や徴用工問題はその一例です)、そのことが表現の自由に対する制限をもたらす状況を顕在化させたことは、ご存じのとおりです。
ドキュメンタリー映画の魅力は、私たちの周りに起っているさまざまな事象を通して、世界と向き合うことです。そこでは画面に登場する人たちの人間性も、否応なく描かれるでしょう。
その国が目指すべき姿、あるべき姿、理想とする姿が、憲法には書き込まれています。今回上映する3本のドキュメンタリー映画とそこに登場する人たちの発言を通じて、私たちの国のあるべき姿と世界の状況を考えていただければ幸いです。
開催事項
事業名:harappa映画館「ドキュメンタリー最前線2020 -憲法映画祭」
開催日:2020年2月15日(土)
会場:弘前中三8F・スペースアストロ(青森県弘前市土手町49-1)
主催:NPO法人 harappa
◎弘前市市民参加型まちづくり1%システム活用事業
問合:harappa
電話. 0172-31-0195(平日 9:00〜17:00)
e-mail. post@harappa-h.org
協賛各社
harappa映画館は「弘前市市民参加型まちづくり1%システム」を活用のほか
以下の皆さまのご協賛により、開催しております。
○(株) エイガ・ドット・コム
○小田切・米山法律事務所
○あすなろ法律事務所
○横山航平法律事務所
○一條耳鼻咽喉科クリニック
〇菊地歯科医院
タイムテーブル
10:30 『誰がために憲法はある』
13:00 『主戦場』
16:00 『ヤクザと憲法』
上映作品
「誰がために憲法はある」
女優の渡辺美佐子自らが中心メンバーとなりスタートさせた、原爆の悲劇を伝える朗読劇。ベテラン女優たちとともに全国各地を回り公演を続けてきたこの朗読劇は2019年で幕を閉じるが、87歳になる渡辺は新たな試みに臨んでいる。芸人・秋元ヒロが20年以上舞台で演じ続けてきた、日本国憲法を擬人化した一人語り「憲法くん」。「憲法くん」に扮した彼女は、魂をこめて日本国憲法前文を朗読する。
「主戦場」
日系米国人のミキ・デザキは、太平洋戦争中の慰安婦問題に関する自分の疑問を解消するために、歴史認識が異なる約40名の日本、韓国、米国のジャーナリスト、歴史学者、政治家、法学者、元慰安婦、活動家、市民運動家などに取材する。彼は左右を問わず、さまざまな意見を公平に描こうとする。半島と列島の関係を背景にして、ヒステリックに発言する人、冷静沈着な発言者、冷静を装って馬脚を表す人、他人の意見に耳を傾けない人など、多様な人間模様が描かれる。
「ヤクザと憲法」
この映画の主題を突き詰めれば、「ヤクザに基本的人権は認められるか」ということだ。反社会的勢力は公共の福祉に反する、善良な市民を脅かすという理由から、子供の給食費を払うための銀行口座の開設を断られ、直接支払いに出向くこともままならないヤクザが、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、犯すことのできない永久の権利として、現在および将来の国民に与えられる」(日本国憲法第11条)と主張するが…。
チケット【入替制】
1回券 前売1000円
3回券 前売2500円(前売のみの取扱)
学生・会員500円
当日1200円
チケット予約
予約サイト「こくちーず」(外部サイト)からお申込みいただくか、 件名に「harappa映画館」とし、お名前、電話番号、メールアドレス、希望枚数を記載の上、E-mailにてご予約ください。 (E-mail post@harappa-h.org)
店頭販売
弘前中三、コトリcafe(弘前市立百石町展示館内)
弘前大学生協、まちなか情報センター
会場周辺地図/弘前中三・スペースアストロ
◎車でお越しのみなさま
中三徒町駐車場およびスカイパーク駐車場をご利用の際は、弘前中三店内でお買上げ金額1円以上で、3時間サービスとなります。
※本上映会チケットはサービス適用外となりますので、ご了承ください。
◎harappa映画館「ドキュメンタリー最前線2020 -憲法映画祭」フライヤー[pdf]