harappaとは

私たちは、青森県立美術館の設計者である青木淳氏の論文「原っぱと遊園地」に刺激を受け、 この法人を特定非営利活動法人harappaと命名しました。  私たちは、人工的に作られた遊園地 ではなく、「原っぱ」において、自由に遊び、行動し、思いっきりアートの世界に浸りたい。 弘前市吉野町の煉瓦倉庫は、私たちが思い描く「原っぱ」の原風景であり、砦です。   そこで私たちは、心の原風景である煉瓦倉庫を拠点としつつ、ここに留まることなく、 しなやかな心と体を駆使してアートの豊かな世界を創出し、広く市民と共にそのアートの 放つ豊かな世界観を享受することを目的として、特定非営利活動法人harappaを設立いたします。

harappaで遊ぼう

いまどき、ドラえもんに出てくるような、ドカンがころがっている原っぱなんて、探すのは難しい? いま、原っぱは、街にあふれています。街なかの空き店舗、ビルとビルの隙間、古い倉庫、空地。 私たちは、アートという精神の自由を武器に、街のネガとポジ、都市の地と図の関係を反転させて みようと考えています。なにものでもない空間、原っぱで遊ぶ。しなやかな心と体を駆使し、 なにものでもない都市空間に、そこでしかありえないアートの豊かな世界を創りだすこと、 そしてみんなと共にアートの放つ豊かな世界感を享受すること。それがharappaのコンセプトです。

harappaのルールはみんなで決める

たとえば遊園地は確かにたのしい。でも、ジェットコースターにはジェットコースターの楽しみ方しかない。 原っぱで遊ぶときは、なにして遊ぶかはみんなで決める。そして、遊び方の決まりもその時々で毎回、違う。 遊びのルールは、みんなで決める。こんな「原っぱ」という考え方は、青森県立美術館の設計者、青木淳氏の論文 からきています。 美術、映画、音楽、出版、インターネットetc=無尽蔵のアートの領域で柔軟な活動を、 具体的なパイロット・プロジェクトを試行しながら展開していきます。様々なプロジェクト、 様々な人々との関わりの中から原っぱでのアート創造の形が浮かび上がってきます。

harappaができるまで
ナラヒロ2002集合写真

2002年8月4日から9月29日まで、弘前市吉野町の煉瓦倉庫で「奈良美智展 弘前」が開催されました。 煉瓦倉庫の佇まいと奈良美智の作品をこよなく愛する人々が、会場作りから始まるすべての運営をとり行い、 全国各地から58,724名もの来場者を迎えることができました。それは、公立美術館ではなしえないアート空間の誕生でした。 煉瓦倉庫での経験は、私たちharappaの原点です。どうぞharappaの仲間になって下さい。そして、harappaでおもいっきり遊んでみませんか。

●特定非営利法人 harappa定款(pdf:143KB)