harappa映画館「忘れてはいけないことがある」
ツイート私たちには、時間が経過しても忘れてはいけないことがあります。 「原発事故」、「虐殺」、「差別」、「植民地支配」。 harappa映画館は、これらにスポットを当てたドキュメンタリー映画4本を、上映します。
開催要項
事業名:harappa映画館「忘れてはいけないことがある」
開催日・会場
:2015年3月11日(水)弘前文化センター・ホール (青森県弘前市下白銀町19-4)
:2015年3月14日(土)弘前中三8F・スペースアストロ(青森県弘前市土手町49-1)
主催:NPO法人 harappa
平成26年度 弘前市市民参加型まちづくり1%システム活用事業
問合:harappa 電話0172-31-0195 e-mail. post@harappa-h.org
3月11日(水)at 弘前文化センター
18:30 開場
19:00 「フタバから遠く離れて 第二部」(21:00終演予定)
3月14日(土)/ドキュメンタリー最前線2015 at 弘前中三
10:30「消えた画 クーメル・ルージュの真実」(監督:リティ・パニュ/2013)
13:30「ある精肉店のはなし」(監督:纐纈あや/2013)
16:00「ふたつの祖国、ひとつの愛 —イ・ジュンソプの妻—」
(監督:酒井充子/2014)☆酒井監督来場
◎上映終了後、酒井監督によるシネマトークを開催!
フタバから遠く離れて[3/11(水)19:00上映]
2011年3月11日、それは起こった。福島第一原発事故により避難を強いられた双葉町の人々を追った
ドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』は、2013年4月12、弘前文化センターで上映され、
多くの人々の心に刻まれた。そして、あの日から4年目を迎える3.11に、私たちは第二部を上映する。
未だ避難生活を続ける双葉町の人々、町議会と町長との対立、避難先で行われた町長選挙、
とうとう帰宅困難地域に指定された双葉町、そして降って湧いた中間貯蔵施設の建設計画。
見つめるしかない。だから見つめよう。
◎『フタバから遠く離れて 第二部』公式ウェブサイト
消えた画 クーメル・ルージュの真実
[3/14(土)10:30上映]
ポル・ポト率いるクーメル・ルージュ支配下のカンボジアで少年時代を送った
リティ・パニュ監督は、クーメル・ルージュによる強制労働キャンプで飢餓と過労によって
家族を失った。自らは生きのび、やがて映画監督となった彼は、ポル・ポト時代の自分と
家族の物語を、犠牲者が葬られている土から作った人形で再現しようと試みる。
映像に残されていない家族の記憶は甦るのか… ドキュメンタリーと劇映画の
境界を越えた衝撃作。
☆カンヌ国際映画祭 ある視点部門 グランプリ
☆アカデミー賞 ドキュメンタリー部門 ノミネート
◎『消えた画』公式ウェブサイト
ある精肉店のはなし
[3/14(土)13:30上映]
大阪貝塚市での屠殺見学会のシーンから映画は始まる。ここで出会った精肉店の
家族の日々を監督は記録してゆく。
牛を飼育し、屠畜・解体し、その肉を丁寧に切り分け店頭へ並べる
貝塚市の北出精肉店。4世代がともに働く7代目兄弟と家族たち
の姿は優しく、暖かく、しかも毅然としている。
いわれなき差別と闘う部落解放運動に身を投じている彼らの、いのちと向き合う日常と、
闘いと、祭の高揚… いきいきとした時間が流れる、奇跡の傑作。
☆平成26年度文化庁映画賞 文化記録映画部門 大賞
☆釜山国際映画祭 ワイドアングル部門 正式出品作品
☆山形国際ドキュメンタリー映画祭 日本プログラム部門 正式出品作品
◎『ある精肉店のはなし』公式ウェブサイト
ふたつの祖国、ひとつの愛 —イ・ジュンソプの妻—
[3/14(土)16:00上映 ☆上映後、酒井監督によるシネマトークあり]
イ・ジュンソプ(1916-56)は、韓国の国民的画家である。
彼は留学先の日本で、山本方子と出会った。
45年の春、1通の電報を受け取った方子は、制空権も制海権もない中、
朝鮮半島へ渡り、画家の妻になった。
しかし、半島を二分した戦禍が、家族を襲う。
53年、イは一時帰国させていた妻と2人の息子と再会したが、
その1週間が最期の別れとなった。
後には夫からの200通を超す手紙が残された。
台湾から韓国へと目を向ける先は変わったが、酒井充子監督は大日本帝国が残した負の遺産を掘り起こす。
◎『ふたつの祖国、ひとつの愛』公式ウェブサイト
ゲスト/酒井充子監督
上映後終了にシネマトークを開催!!
1969年、山口県出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、
北海道新聞記者を経て2000年からドキュメンタリー映画、
劇映画の制作、宣伝に関わる一方で台湾取材を開始する。
小林茂監督のドキュメンタリー映画『わたしの季節』(04)に
取材スタッフとして参加。台湾の日本語世代に取材した初監督作品『台湾人生』(09)に続き、
2013年春に『空を拓く-建築家・郭茂林という男』、
『台湾アイデンティティー』を完成させた。著書に「台湾人生」(2010年、文藝春秋)がある。
前売 1000円
当日 1200円
3回券綴り 2500円(前売・予約のみ取扱い)
※1作品ごとにチケットが必要です
店頭発売
弘前中三、コトリcafe(弘前市立百石町展示館内)、
紀伊國屋書店 弘前店、まちなか情報センター、弘前大学生協
チケット予約
件名に「harappa映画館」とし、お名前、電話番号、メールアドレス、希望枚数を記載の上、E-mailにてご予約ください。
E-mail post@harappa-h.org
車でお越しの方は、弘前文化センター駐車場(有料)または近隣の有料駐車場をご利用ください。
会場周辺地図/弘前中三・スペースアストロ
車でお越しの方は、中三指定駐車場の中三立体駐車場、徒町駐車場をご利用ください。
駐車料金が無料となりますので、会場受付にて駐車券をお持ちください。