それから、展覧会いろいろやるって言うのとあわせてコラボレーション的な仕事っていうのもいろいろあります。 これは田名網敬一さんっていう、アーティストであり、グラフィックデザイナーであるっていう、プレイボーイ日本版の初代アートディレクター、といったほうがピンとくる人もいるかと思うんですけども、田名網さんのグラフィックみたいな、もう60年代70年代からいろいろやってきたサイケデリックなイメージというものを 家具にしようじゃないかという話で家具にしたものです。 これ、技術的にも大変なもので、grafの野澤くんとかはこれと格闘しながら、けっこう、ほんとに大変だったみたいで、これが売れて、もう一個注文来たらどうしよう〜(笑)、みたいな感じなんですけども、良いのか悪いのかまだオーダーはきてなくて…。(笑) で、ちょうちんとかも作って、こういう田名網バーみたいな感じの、ラウンジみたいな仕上がりになりました。
今日は画像を持ってきていないんですけど、 こういうのと似たようなことを草間彌生さんとも一度やったことがあって、 草間彌生ファニチャーっていうちゃんとした家具で、 量産されてるものもあったりするんですけど、そういう草間さんのペインティングを一旦布地にして、それでまた家具のデザインとして張ってみたりとか、 スツールを作ってみたり、布地だけ作って布地は量り売りみたいな感じで、 買った人たちがなんか作って、っていう。 それでもどんどん日常生活の中に草間さんの芸術が増殖していくっていうか、そういうデザインとかと草間さんのアートとかが交差するっていうか…。 その草間ファニチャーの展覧会は急にまた盛り返してきまして、4月の13日オープンで ミラノに10 CORSO COMOっていうすごい有名なセレクトショップがあるんですけど、そこにギャラリーがありまして、そこで展覧会として開催されます。
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