フォーラム 「奈良美智展 弘前」ってなんだったの?
−残したもの はぐくんだもの−
日時 2004年9月11日土曜日 13:00〜16:00
会場 弘前文化センター 2階大会議室
主催 ひろさき環境パートナーシップ21 ・ NPO法人 harappa ・ ARTizan
≪開催主旨≫
2002年8・9月に弘前市吉野町の吉井酒造煉瓦倉庫で、美術館や行政と直接関係を持たない市民組織がボランティアの力を集めて開いた現代アートの展覧会「I Don't Mind If You Forget Me. 奈良美智展 弘前」(以下「ナラヒロ」と略称) は、弘前と弘前の市民、そしてここを訪れた市外県外国外あわせて5万8千にもおよぶ膨大な人々の記憶に今も鮮烈な印象を残している。また、この展覧会は、空間そのものが持つ強い力で全国のアート関係者にも絶賛され、なおかつ地方における現代アートの予想以上の可能性を再認識させた点、アートボランティアの新しい形などか ら、全国のアート関係者やNPOさらに文化行政関係者に強い衝撃を与え、「弘前の奇跡」とまで呼ばれている。
人口17万の地方都市がなぜこれだけの事件を起こし得たのか、どうして多くの人々が主催者来場者の区別なく、「わたしの展覧会」という共有感を持てたのか、そうした疑問を解いていくことで、これからのアートと地域との関係、アートボランティアやアートマネジメントの大きな可能性が見いだせるはずである。また、こうした経験が弘前のまちと人々に一体何を与え何をはぐくみつつあるのか、それを検証することは、これから私たち自身が豊かな地域文化やアート体験をつくり出す上で何よりの励みとなるに違いない。
≪内容≫
直接間接に「ナラヒロ」を体験した人たちにそれぞれの体験と感想を語ってもらう。そこでは、主催者観覧者の別なく年齢性別もなく、空間とアートの力を知ってしまった人々の個別的だからこそ説得力のあるアート体験が明らかになる。 
また、「ナラヒロ」を外から見てその力に衝撃を受けた、中央と地方双方の関係者に、何がそれだけ強い印象を与えたかについて語ってもらう。そこでは、現代アートがこれから展開していく豊な可能性が浮かび上がってくるだろう。
弘前にいったん灯されたこの明かりを絶やすことなくさらに燃え上がらせていくために私たちは何をすべきか何を忘れてはならないか、関係者市民双方の立場でそれぞれの思いを語り合いたい。
≪当日の様子≫
フォーラムは、実入場者数150名を数え、意見発表やディスカッションも皆さん気合いが入ったもので、あらためてナラヒロの大きさを感じさせられました。実業高校モーリィチームのファッションもすばらしく、充実した3時間だったと思います。
harappaとしてもいろいろな課題に気づかされたことですが、企画者としては、それこそフォーラムの趣旨が実現したことに本当に感謝しております。
HEP21.harappa 須藤弘敏

back