東奥日報 2002/08/24付

  「奈良美智展で子供ワークショップ」  
     
   「奈良美智展」(実行委員会主催、東奥日報社など共催)を開催中の弘前市吉野町の吉井酒造煉瓦倉庫で二十四日、子どもたちが作品を鑑賞し、スケッチするワークショップが行われ、午前・午後の部合わせて小学生二十三人が参加した。また、この日は開幕から二十一日目で、入場者が二万人を超えた。
  ワークショップは同展の関連企画で、主催は弘前青年会議所と実行委。講師は弘大付属中美術講師斎藤直子さん。子どもたちは斎藤さんから説明を受けながら、興味深げに作品を鑑賞。「絵の女の子と同じポーズの自分を描いてみよう」と言われ、思い思いに白い紙の上に鉛筆を走らせていた。同市の千年小一年太田伊美ちゃん(6つ)は「絵の女の子と友だちになりたいと思った」と笑顔。ワークショップを終え、何枚もスケッチした子どもたちは「また絵を描きに来たい」と満足げだった。
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   子どもたちはスケッチを元に、作品を見て受けた印象を絵や立体などで自由に表現することになっており、出来た作品は十月五−六日の二日間、同倉庫内に飾られる。ワークショップは九月七日にも行われる予定。

 また、この日午後三時過ぎには、来場者が二万人を突破。家族四人で訪れ、幸運を射止めた千年小四年橋本麻理ちゃん(10)には、奈良さんのサイン入りぬいぐるみなど記念品が贈られた。

 同展の会期は九月二十九日まで。問い合わせは、実行委事務局(電話0172-31-0165)へ。

※写真は奈良さんの作品を鑑賞し、スケッチしたワークショップ
 

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