東奥日報 2002/08/14付

  「奈良美智展来場者早くも1万人超」  
     
  弘前市吉野町の吉井酒造煉瓦倉庫で開催中の「奈良美智展」(実行委員会主催、東奥日報社など共催)は十四日、開幕から十日目で来場者が一万人を突破した。一万人目となった青森市花園二丁目、浪打小四年生の森川嵩大君(9つ)には、記念品として、奈良美智さんのサインが入った犬の縫いぐるみなどが贈られた。

 嵩大君は、父親の友昭さん(45)ら家族五人で同展を訪れた。午後三時五十二分、会場入り口で祝福の拍手を受け、実行委の岩井康ョ会長、長谷川正之実行委員長から記念品を手渡された。嵩大君は「夏休みの良い思い出になった。絵日記に書きたいな」と笑顔を見せた。

 この日は雨にもかかわらず、家族連れらでにぎわい、初日の千六百十二人に次ぐ、千五百九十四人が訪れた。

 同展は八月四日に開幕(十二日は休館)。同市出身の現代美術家奈良さんの新作約四十点が展示され、全国でも珍しいボランティア主体の美術展運営が話題を呼んでいる。会期は九月二十九日まで。

 問い合わせは実行委事務局(電話0172-31-0195)へ。
 

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