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全国でも珍しいボランティアが主体となって開かれる美術展・奈良美智展(東奥日報社など共催)のボランティア募集が二十日から、始まった。初日は弘前文化センターで、二回にわたり説明会が開かれ、若い女性を中心に、県外からも希望者が駆け付け、合わせて約三百人が参加した。
同展は、弘前市出身の現代美術家奈良美智さんが故郷で開く初の大規模展。八月四日から九月二十九日まで、弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で開かれる。ボランティアは会場づくり、受付、監視、グッズの販売などを行う。
説明会で、同展実行委員会ボランティア担当の大川誠・副実行委員長は「奈良さんの作品の魅力で多くの人が集まり、反響の大きさに驚いている。皆さんの協力に期待している」とあいさつ。スライドで奈良さんの作品を紹介し、これまでの経緯や、ボランティアの内容、申し込み方法などを説明した。
説明会のために、仙台市から来たという長谷川さやかさん(23)は「好きな作家の美術展にボランティアで参加できる機会は、めったにないのでうれしい。安い宿泊施設を探して、弘前に滞在して、ボランティアに協力したい」と話していた。
募集説明会は二十四日午後四時から、弘大創立五十周年記念会館みちのくホールでも開かれる。募集の締め切りは六月三十日。
問い合わせは同展実行委員会事務局(電話0172-31-0195)か、ホームページhttp://narahiro.cside.com/。
※写真は多くの希望者が参加した奈良美智展のボランティア説明会
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