ボランティアのみんなへ・・・感謝を込めて
3月、雪の山に囲まれた煉瓦倉庫を見て「・・・・・」とにかく、倉庫を冬眠から目覚めさせねば、すべてが始まらないという事で、いきなり体力勝負の雪片づけ作業と相成りました。
ボランティアのほとんどは女性です。「女性の細腕にはきついよなぁ」と、女性思いの私は心配してたけど、侮るべからず!みるみるうちに山は崩され路は広がり、髪を振り乱し黙々と頑張る姿に鬼気迫る思いが・・・
でも、それは展覧会開催にかける思いが、それだけ大きかったということで、しかも参加したボランティアすべてに共通する思いでしょう。
3年前の展覧会が大成功だっただけに、何かと比較され、加えて来年の展覧会への足がかりともなることから、ことのほかプレッシャーが大きい今回の展覧会ですが、ボランティアのみんなの熱き魂は、初っぱなから炸裂でした。
それを見せつけられた私達部会員も、こうなったら展覧会が無事に終わるまで、ボランティアのみんなと一蓮托生だぁ!と決意した訳です。
ということで、会場作りも順調に進み、無事開催にこぎ着けましたが、開催当初の倉庫内の気温は4〜5度と冷蔵庫の中にいるようなもんで、連休が終わってから、やっと8度〜10度くらいに上がったという厳しい環境でのボランティア活動でした。特に、看視のボランティアには辛い思いをさせたのが心に痛いです。
それでも、連休を過ぎる頃には、みんな緊張感も取れて、楽しくやってるようで安心しました。報告ノートも笑える内容があったりで・・・
でも、始まれば終わりはあっという間です。終わって一息ついた今、日頃味わうことのない充実感や達成感を、改めてかみしめていることでしょう。そして、それをいつまでも忘れないように、心の奥底にしっかり留めておきたいものです。
部会としては、ボランティアのみんなが、<安心して><気持ちよく>何よりも<参加して良かった>と思ってくれることを第一に考えてやってきましたが、そのための態勢が必ずしも十分だったとは思いません。でも、そういった中で一生懸命頑張ってくれたボランティアのみんなには、「ありがとう」の一言で片づけられないくらいの、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、リーダーとして、みんなのために会期中1日も休まず頑張ってくれた、大坂リーダーにも、心から「ありがとう」を言いたいです。
展覧会を成功させたみんなの熱き思いは、消えることなく来年の展覧会へ引き継がれることでしょう。それぞれ、日常に埋もれていく毎日ですが、来年の夏、笑顔で再会できれば幸せです。
また、熱く燃えましょう!
ボランティア部会長 奈良 貞良
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