harappa映画館「カウリスマキの遅い春」

カウリスマキの遅い春

弘前中三スペース・アストロを会場とする「harappa映画館」の第2弾は、世界中の映画ファンを魅了し続けてきた北欧の映画作家"アキ・カウリスマキ"の特集上映です! 幻の処女作『罪と罰』など、セレクトされた4本を2日間上映いたします。
カウリスマキは「無差別殺人」「失業」「格差社会」など、閉塞感の漂う現代社会の問題をいち早く先取りし、誰もが体験しうるかも知れない状況を淡々と描きます。一握りのユーモアを漂わせながら。『コントラクト・キラー』と『浮き雲』を、各上映日の最後にラインナップしました。すべてを見終わった後、ようやく訪れる北国の春の光のように、作品たちが私たちを暖かく照らしてくれることでしょう。
春を待ち望む北欧と津軽の人々の思いを胸に、harappa映画館に足を伸ばしてみませんか? あなたのご来場をお待ちしております。 

コラム

開催要項

  • 2009年3月28日(土)、29日(日)
  • 会場:弘前中三8F スペース・アストロ(036-8182 弘前市土手町49-1)
  • 主催:NPO法人 harappa
  • 協力:ユーロスペース、弘前中三

  • チケット 3/1発売

    1回券:前売 1000円(当日 1200円)
    4回券:3500円(前売りのみの取扱)
    ※harappa会員は前売り料金にてご入場できます
    ※1回券にて1作品のみ観覧可能です。

    ◎チケット取扱
    harappa、紀伊國屋書店弘前店、弘前中三

    ■予約
    NPO harappa 青森県弘前市土手町112
    0172-31-0195
    post@harappa-h.org
    ※チケットのご予約の場合は、お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご連絡ください。

    タイムテーブル

    3月28日(土)

    12:20 『罪と罰』 (終了予定 13:53)
    14:30 『浮き雲』(終了予定 16:06)
    16:40 『マッチ工場の少女』  (終了予定 17:50)
    18:20 『コントラクト・キラー』  (終了予定 19:40)

    3月29日(日)

    12:20 『マッチ工場の少女』 (終了予定 13:30)
    14:00 『コントラクト・キラー』 (終了予定 15:20)
    15:50 『罪と罰』 (終了予定 17:23)
    18:00 『浮き雲』 (終了予定 19:36)

    上映作品

    罪と罰

    罪と罰 1983年/カラー/35mm/スタンダード/93分
    監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
    出演:マルック・トイッカ、アイノ・セイッポ、エスコ・ニッカリ、マッティ・ペロンパー

    カウリスマキの記念すべき長編劇映画デビュー作。彼は、当時愛読していた「ヒッチコック/トリュフォー 映画術」の中で、ヒッチコックが「映画を作るにあたって、触れたくない題材が一つある。ドストエフスキーの『罪と罰』だ。」と発言している箇所に目を留める。そこで、彼はこの映画を作り、「じいさん!どうだ」と言い放ったそうな。それならば、僕らはこの破天荒な作品を、今は亡きヒッチじいさんに代わって見ることにしよう。

    マッチ工場の少女

    マッチ工場の少女 1990年/カラー/35mm/ヴィスタ/70分
    監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
    出演:カティ・オウティネン、エリナ・サロ、エスコ・ニッカリ、ヴェサ・ヴィエリッコ、シル・セッパラ、レイヨ・タイパレ

    『パラダイスの夕暮れ』(86年)『真夜中の虹』(88年)に続く、カウリスマキ初期の「労働者3部作」の最終章の主人公は、パッとしない少女だ。イリスはマッチ工場で働いて、母親とその愛人を養っている。週末にダンスパーティーに出かけても誰もダンスに誘ってくれない。思い切って買ったドレスを着た姿は売春婦のようだが、その効あってか、イリスは男と一夜を過ごす。だが彼女には、これまでにも増した悲惨な運命が待ち受けていた。

    コントラクト・キラー

    コントラクト・キラー 1990年/カラー/35mm/ヴィスタ/80分
    監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
    出演:ジャン=ピエール・レオー、マージ・クラーク、ケネス・コリー、セルジュ・レジアニ、ジョー・ストラマー

    ロンドンに暮らすしがないフランス男(ジャン=ピエール・レオー)は、突然の解雇を通知される。人生に絶望した彼は自殺を試みるが、どれもうまくいかない。そこでプロの殺し屋を雇い、自分を殺してくれと頼む。契約成立後、彼は美しい花売り娘と出会い、恋をする。しまった、死ぬのはごめんだ。しかし、殺し屋の足音は次第に近づいてくる…。この映画、サスペンスフルなのに脱力系で、最後に小さな春が訪れます。どうぞお楽しみに。

    浮き雲

    浮き雲 1996年/カラー/35mm/ヴィスタ/96分
    監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
    出演:カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ

    イロナは夫のラウリと、慎ましい穏やかな毎日を過ごしていた。突然不幸が襲う。給仕長のイロナも市電の運転士のラウリも仕事を失う。再就職も思うにまかせない。幸運の訪れも唐突だ。出資者を得た二人はレストランを開くことにする。開店の日、テーブルは客で満たされる。ほっとした二人が空を見上げると、…。観客に希望を与えるエンディングは、「敗者3部作」と呼ばれる『過去のない男』(02年)『街のあかり』(06年)へと続く。

    会場/弘前中三8F スペース・アストロ 青森県弘前市土手町49-1

    スペース・アストロ

    問合せ・予約

    NPO harappa 青森県弘前市土手町112
    0172-31-0195
    post@harappa-h.org
    ※チケットのご予約の場合は、お名前、ご住所、電話番号、チケット枚数をご連絡ください。