NPO harappa:秋庭麻里個展「恒久/表層」


秋庭麻里個展「恒久/表層」

▽ 本展について
▽ 開催概要
▽ プロフィール
▽ ステイトメント
▽ ギャラリーツアー
▽ 会場

青森県出身の版画家・秋庭麻里の初個展

 青森県出身の版画家・秋庭麻里の初個展。秋庭が現在の表現を進めるきっかけとなった 作品や新作を含む版画作品を展示する。
 いにしえの時代から続く、人間が踏み入れぬ神性を帯びる自然景色。現代の表層にあらわれた、 その年月の経過を感じさせる木々などをモチーフに、自身の内にあるアニミズム的なイメージを重ね、 その景色に対峙した際の心象を再現する秋庭作品。
 現代に生きる我々は、複雑な深い色味を表現するため水性木版で表現された秋庭の作品を依代とし、 その奥にある悠久の空間、時間へと繋がり、自然への畏敬畏怖を感じるであろう。

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開催概要

事業名:秋庭麻里個展「恒久/表層」
    (百石町展示館自主事業, harappa若手アーティスト支援事業)
開催日時:2019年5月17日(水)- 20日(月)
     10:00 〜 18:00 ※最終日は17時まで
会 場:弘前市立百石町展示館 第1展示室(青森県弘前市百石町3-2)
主 催:NPO harappa百石町展示館自主事業実施委員会、 NPO harappa
問 合:弘前市立百石町展示館 電話0172-31-7600 e-mail. post@harappa-h.org
入場無料

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作家プロフィール/秋庭麻里 AKIBA Mari

[略歴]
1992年 青森県生まれ
2015年 東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース 卒業
2017年 東北芸術工科大学芸術工学研究科修士課程芸術文化専攻洋画領域 修了
     神山財団 芸術支援プログラム2期奨学生

[主な出展歴]
2014年 第39回全国大学版画展町田市立国際版画美術館収蔵賞 受賞
     秋庭麻里 吉村美咲 二人展『最北の土壌』(西荻窪/数寄和)
2015年 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 優秀賞受賞
     東北のいぶき-版-展 (銀座スルガ台画廊)
2016年 第34回上野の森美術館大賞展 入選
     第41回全国大学版画展町田市立国際版画美術館収蔵賞 受賞
2017年 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展 修了制作買上
     第35回上野の森美術館大賞展 入選
     ピュシス-VI 萌芽する版画家たち(銀座/養清堂画廊)
2018年 AOMORIトリエンナーレ2017Classical部門棟方志功国際版画大賞 入選
     ピュシス-VII 萌芽する版画家たち(銀座/養清堂画廊)
2019年 TUAD ART-LINKS 秋庭麻里 土井沙織 二人展(西荻窪/数寄和)
     山ノ音、風ノ声展(千駄木/フリュウ・ギャラリー)

[ウェブサイト]
https://mari-akiba-printartist.tumblr.com/

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ステイトメント —秋庭麻里
秋庭麻里作品

 地層や苔むした岩、大樹の幹を目にした時、私は連綿と続く大地の営みに想いを馳せます。
 太古のヒトが洞窟の凹凸に動物の姿を見出し壁画を描いたように、自然が創り出す造形はヒトに何らかのイメージを抱かせ、創作への意欲をかきたててきました。
 また、岩陰や木の洞が作り出す暗闇はヒトに得体の知れない恐怖や好奇心を抱かせ、強大な力で大地を創り出す自然そのものへの畏敬の念を生み出します。
 時間と大地が生み出した自然の造形はヒトに感動を与え、また時に畏れを抱かせ、畏れはやがてその強大な力と関わりを持ちたいという好奇心へと変化します。
 美しくも恐ろしい自然の姿を目の当たりにした時、ヒトは自然のもつ強大な力と関わりを持ちたいという想いを抱き、その発露として芸術を生むのではないでしょうか。そして、絵を描くという行為は現代においても自然界の見えざる力と交流する手段となり得るのでしょうか。
 自然景観をモチーフとした木版画の制作から、自然物との深い心的交流を目指しています。

秋庭麻里作品

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関連イベント/ギャラリートーク

作家本人が今回の展示への思いや、制作意図、制作エピソードなどを、会場内を周りながら説明いたします。
日時:5月18日(土)14:00 ※30分程度
参加無料 ※事前予約不要。時間までに第1展示室にお集まりください。
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会場周辺地図/弘前市立百石町展示館

青森県弘前市百石町3-2 電話0172-31-7600

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