佐々木怜央個展「from my childhood」
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空想や科学の過去と未来をテーマに制作活動を行う美術作家・佐々木怜央の青森での初個展。
原型に紙を用いたガラス器やガラスを用いた彫刻作品を中心に、本展にあわせて制作した新作を含め、
過去に発表したガラス作品のほか、インスタレーション、制作過程で生まれたスケッチやドローイングなどを展示する。
子どもの頃に、未来を想い、手をつかい工作したようなモチーフを、ガラスや鏡といったその存在を捉え
難い素材で制作された作品たちは、我々に科学と自然がこれからのどのような関係となるのか、と問いを投げかける。
事業名:佐々木怜央個展「from my childhood」
開催日時:2018年5月2日(水)- 6日(水)
10:00 〜 18:00 ※最終日は16時まで
会 場:弘前市立百石町展示館 第1・第3展示室(青森県弘前市百石町3-2)
主 催:NPO harappa百石町展示館自主事業実施委員会、 NPO harappa
問 合:弘前市立百石町展示館 電話0172-31-7600 e-mail. post@harappa-h.org
入場無料
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[略歴]
1990年 青森県生まれ
2012年 大阪芸術大学卒業
2014年 東京藝術大学大学院修了
2015年 ファッションブランド勤務
2017年〜現在 デザインと美術の領域で活動中
[主な出展歴]
2010年 アメリカ・ロチェスター工科大学ガラスセミナー参加
2011年 高円宮殿下記念根付コンペティション入選
2012年 アメリカ・コーニングガラス美術館、NEW GLASS Review33選出
2013年 第2回 そば猪口アート公募展入選
2015年 チェコ・スタニスラフリベンスキーアワード入選
2018年 アートフェア東京2018出展
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近代の科学技術の発達により、これまでの自然利用的な力に比べて遥かに優れた力を発揮し、
高効率な運搬や高品質な素材を獲得しました。私たちの住む環境は、人工物で溢れ、
今日の凡庸な世界は視点を変えると自然界から隔絶された非凡な物で満たされているといえます。
“鳥の様に空を飛べたら”
“月に足跡を残したい”
“深海を探りたい”
“膨大なエネルギーが欲しい”
“もっと早く遠くへ移動したい”
こうして、日進月歩の科学技術とそれらに感化された空想とが相乗効果となり、
時にとんでもない所まで私たちを連れて行く。
自動車や飛行機の造形は空気を切り裂いて進むのに都合よい形をしていますが、私たちはそこに美しさを覚え、
また生身の人間では到底到達出来ない環境で活動する為の宇宙服や潜水服、
防護服は人の行動可能な範囲を飛躍的に拡大した一方、身を危険と隣り合わせに置いている。
科学技術は私たちの想像力をかき立て、様々な願望を叶えるという形で自然のシステムに対抗する力となりました。
しかしながら事故や悪用による甚大な被害は、しばしば私たちの予想を遥かに超えるものとなる。
自然のシステムの中にあったはずの私たちの意思はそのシステムから逸脱して、
いったいどこに向かっているのかを深く問わなくてはならない。
人工物や都合よく切り取られた自然の危うさに強い関心を持ち、それらをテーマに作品を制作している。
ガラスという透明な素材や、全反射するミラー等、物質があるのにその存在を捉え難い素材を扱う中で、
同じく捉えようのない科学技術と人間の感性が作り出すアウトラインを思考している。
まるでフワフワと青空に浮かぶ雲の様な、人の息でどこかに行ってしまう様な、
ドローイングの線の様な幽かな物を通して,過去か未来かも分からない希望に溢れた科学の夢をみる。
作家本人が今回の展示への思いや、制作意図、制作エピソードなどを、会場内を周りながら説明いたします。
日時:5月5日(土)14:00 ※40分程度
参加無料 ※事前予約不要。時間までに第1展示室にお集まりください。
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青森県弘前市百石町3-2 電話0172-31-7600
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◎佐々木怜央個展「from my childhood」プレスリリース[pdf 1.5MB]